LEATHER DE MO-JAH's blog

革の手しごと作家mo-jahの手しごと日記🪡

旅立った後のこと

梅雨に入り早速、梅雨寒ですか。

今月から娘のプール授業が始まりまして明日がその初日なんだけど、天気が怪しい・・・。

もちろん梅雨入っちゃってるわけだから下手したら一回も入れずに終わるなんてこともあり得るわけですよ。

去年はコロナの影響で中止。

今年は入らせてあげたいものです。。。

 

さて、オーダーメイドその後のお話。

既製品では叶えられない個人的な要望を取り入れて、自分好みに仕上げて貰えるのがオーダーメイドの醍醐味ですよね。

そんなオーダー品がお客様の元へと旅立っていくと、作り手としてはその先の姿を見ることってまぁ殆どないんです。

「どんな風に使われて、どう経年変化して味わいが出てきているのかな」

と想像することぐらい。

でもごくたまに、「あの時のコレこんな風になりましたよ!」て見せていただけることがあります。

すっかり立派に育った我が子の姿です。

そのものを見るだけで、持ち主がどう扱ってくれて永い時間と共に過ごしてきたのかが良くわかるものです。

この瞬間が本当に尊いし、ありがたい。

オーダーメイドが高いのって全ての工程を一からそのお客様用に作り上げていくから、ほとんどはその工賃なわけなんですけど、

それを作っている最中ずっと依頼主のことを考えて、使う様子を想像し、持っている姿がしっくりくるかを考えているんです。

だからお渡しする瞬間が一番ドキドキします。

もちろん喜んでいただけると嬉しいし安堵感やら達成感やらで胸いっぱいになります。

なのでそこから何年も大切に使い続けてもらえた我が子を見た時の感動はひとしおで、この手しごとをやっててよかったー!と思える時間なんですよね。

だから、可能な限り修理も承りますよー👌

 

カエル顔の小財布

いかん!ぼやぼやしていたら6月に!

今年ももう折り返しですか・・・。

そんなこんなで気づけば年賀状やらなきゃなぁ〜とか言ってますよ。きっと。

いよいよ梅雨本番間近ということで、本日はそんな季節にピッタリのカエル顔のコインケース

【rana】のご紹介です◎

【rana】はイタリア語で「カエル」の意。

このコインケースは随分前から作っている定番アイテムですが、ニーズに合わせて少しづつ進化してきました。

キャッシュレス決済の普及に合わせて、どんどん財布も小型化しコンパクトサイズのものが人気となりつつありますよね。

このranaは手のひらに乗るサイズで、小銭もたっぷり入り折り畳んだお札と背面にカードが少し収納できます。

必要最低限の量だけ持ち運ぶのに便利な、ミニマリスト財布とでも言いましょうか。

サブ財布とでも言いましょうか。

 

だってキャッシュレス決済をメインで使っていても、まだまだ小銭の出番てありますよねー

そ、こ、で!

カエル。

「お金が帰ってくる」「無事に帰る」「不運を変える」「若返る」などなど、、

人生の転機をより良い方向に導いてくれる縁起物と言われています。

開運・金運UPを期待して財布そのものをカエルに!😁

www.creema.jp

mojah.thebase.in

 



 

 

クルッと留めるお財布

このところの初夏の陽気かから一変、今日は一旦気温が下がりました。

本来の今頃の気温だそうですね。

服装選びが勝負というか、大概間違えてます。

こういう気温差には注意が必要です⚠︎

我が家の猫は温度計のようにその日の気温で居る場所変わります。

猫ってのは本当に一番快適な場所を心得ているなぁとつくづく感心しますよね。

 

さて、お財布の紹介を。

最近の新作に『輪っか』という名前のお財布があります。

この「輪っか」は留め具にホックなどの金具を使わず、あえて丸ゴム紐でクルッとするだけの仕様になっています。

クルッとしてパチンです。

この丸ゴム紐には、伸びや切れ、擦れに強くて革を傷つけにくいポリエステル100%のものを使っています。

開くとまず手前にコインスペースが一つ、そしてフリーポケットが3箇所アコーディオンみたく重なっています。

二つ折りにしたお札、カード類をガサっと入れられます。

わさーっとでもいいです。

どこに何をどう入れるかは使う人次第。

小銭をジャラジャラ〜と入れたらそのままゴムでクルッとしておしまい。

よっぽどお財布をフリフリ振り回さなければ、こぼれ落ちてくることはない。…はず。

また、お財布としてだけでなくカードケースに使っても良し◎

使い方も自由!

とっても気楽で気軽に使ってもらえるお財布なんです♪

コンパクト財布と言えるほど小さくもないけど、、、

二つ折り財布や長財布とも違う、、、

もはやカテゴリーがよくわかりませんが、、、

クルッと「輪っか」財布ということで宜しくお願いします!

▶︎詳しくはこちらから

mojah.thebase.in

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おまかせされること

LEATHER DE MO-JAHはオーダメイドでご依頼を受けることが多いのですが、用途やちょっとした仕様についてのリクエストをいただき「あとはおまかせで!mo-jahのセンスでよろしく!」というパターンが殆どなんです。

あ、これは別に困ってるとかぼやいてるとかでは全くないので誤解のないように・・・。

有り難いことだな〜って話です。

だって、こんな大事なことを「おまかせで!」って言って貰えるってことは、それだけ信頼してもいいと思っていただけてるってことなのだから。

もう何ならその「おまかせで!」だけでここまでやって来られたようなもの。

既製の物では自分の思った通りの「これ!!」って出会いがなかなか無いってお客さまでも、

ここがもう少しこうなってたらいいのに。とか

ここのこれは要らないんだよな。とか

アレとこれとそれもあったらいいのに。とか・・・

それぞれのこだわりポイントが叶う、それがオーダーメイド。

せっかくちょっと高いお金を出して注文していただけるのだから、出来るだけの希望を叶えて差し上げたいと想うのです。

それが最終的に「mo-jahのおまかせで!」と言って貰えるのなら、私は精一杯全力でおまかせされようと想います!

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革のお話

慌てて半袖を引っ張り出したくなるような暖かさの昨日と比べて

今日はしとしとと小雨ふる木曜日となりました。

怒涛の衣替えお洗濯は一旦おやすみ。

 

さて、革のお話を少し。

革のうんちくや専門的な詳しい解説は、素晴らしいサイトが沢山あってそちらにお任せするとして、ここではちょっと別の角度から想うことを綴りたいと思います。

LEATHER DE MO-JAHではタンニンなめし革を使用してさまざまな革小物を作っていますが、ひと口に革といっても出どころは様々でお家柄によって扱いや値段も変わってきます。

有名なタンナーの作る人気のブランド革もあれば、扱いやすい量産型の革、外国産もあれば国産もある。

また、ほとんど市場に出回らないようなお客様の要望から一枚づつ作るサンプル革などもあります。

このサンプル革はお客様の用途や細かい要望に合わせて作られますが、もちろん一回で要望通りの仕上がりになることばかりでは無いので使われずにお蔵入りなんてこともしょっちゅうです。

以前革鞄メーカーにいた頃、そんな日の目を見ないサンプル革が勿体ないし使われないで丸められているだけなんて忍びないなぁ、、とずっと想っていました。

あくまでもそのお客様の要望には合っていなかったってだけで、革自体にはなんの問題もないものばかりですし、キズやトラなどが目立つとかよく見ると染めムラがあるとかそういう理由なら個人が作品を作る上で、むしろ個性的で面白いものが生まれる!って感じるんですよね。

まぁそこは考え方次第なんでしょうが、、、

これってまさにスーパーに並ぶ野菜と同じだなって想うんです。

サイズが大きい、小さい、曲がってる、傷がある、色が他のとは違うところがある。

そうやって規格外の野菜って市場に出回らないじゃないですか。

食べたら美味しいし味は他と変わらないのに、見た目の問題で買ってもらえない。

なんか、、革も一緒だなぁって。

そもそも(副産物とはいえ)命ある動物からいただいた大切な体の一部。

生きている限り、すり傷も切り傷もできるし肌合いだってそれぞれ違って当たり前。

それは皮から革になったからって変わらないんだってことを、いち作り手として手仕事を通じて伝えて行けたらいいなと想っています。

ですのでLEATHER DE MO-JAHでは、私がそれぞれの作品づくりにこれがぴったり!と感じる様々な革を優劣つけずに採用しています。(もちろん仕入値はそれぞれなので価格にも反映されますが)

どうかな?賛否両論あるとは思いますが、、、

そこは自信を持って◎

 

革にも色々あるよってお話でした。

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はじめました✏︎BLOG

革の手しごと作家mo-jahです。はじめまして。

日々の手しごとのあれやこれやを、のんびりと綴りたいと思っています。

「LEATHER DE MO-JAH」の名で革小物を中心に製作販売をしていますよ。

革らしい表情と手触りを愉しめる「タンニンなめし革」を使用し、すべての工程を一人で作ります。

ひとつひとつ、天然のリネン糸🧵を使って手縫いで纏められた革小物たち。

出来上がったその表情はひとつとして同じものは在りません。

時を重ねるうちに、使うひとの個性や物語が革の味わいとなっていくでしょう。

「手にしたとき、想いが伝わりますように」by mo-jah

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一人作業なので、いっぺんに沢山のitemを量産することは難しいけれど、その分手間と時間をかけられます。
お客さまにとっての世界でひとつだけの相棒になれるよう、これまた心を込めます!指先に!

「手」の温もりを感じられる。

そんな手しごとをお届けしたい!と日々想うのです🪡